今回は祇条深月役:能登麻美子さんにお話をうかがっております。 |
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――能登さんから見た深月というキャラクターは、どんな女の子なのでしょうか?
とっても育ちが良くて、物腰の柔らかいお嬢さまですよね。
私にとって印象的だったのは、映画研究部に誘われた時に、女優として出演はできないけどそれ以外ならお手伝いさせてくださいと、けっこう前向きでしたよね。ああいったところは意外で、ガッツがある子だなと思いました。
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――深月を演じる上で意識していることはありますか?
顔も見ぬ婚約者が決まっていることに疑問を感じていなくて、それでも「その人を好きになれたらいいと思います」っていう子なんですよね。もちろん育った環境によると思うんですけど、そういうところはやっぱり私みたいな一般庶民とは違うなあと(笑)思うんですよね。
彼女が全体的に持っている品の良さとか、そういうところが観ている方に伝わればいいなあと考えています。
おそらく、仲間と何かをしていくことは今までなかったので、映画研究部のみんなと積極的に関わっていこうとしているんですよね。彼女なりに楽しもうとしているんだと考えて、深月なりのがんばりかたを意識しています。
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――能登さん個人から見た各カップルの感想は?
光一くんと結美ちゃん、摩央ちゃんと甲斐くん、一輝くんと瑛理子ちゃんとか、恋愛をしている人たちはみんな揺れ動いていて、やっぱりうらやましいと思いますね。
深月は今のところちょっと恋愛模様から離脱しているので――深月自身は達観していますが(笑)――ああいうのはいいなあと思ってしまいます。
特に今、摩央姉ちゃんや結美ちゃんは色々と大変です、揺れ動いてます。
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――第11話の見どころを教えてください。
深月の家が舞台です。前半は深月の家の色々なところを回って何だか楽しそうです。
そして後半に意外な遊びになるのですが、くじ引きで組み分けしたあと、それぞれのペアがクローズアップされるんですよ。その時の各ペアごとのやりとりに注目してください。
恋愛中のペアは当然ですが、それ以外の組のやりとりも見逃せないと思います。
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――能登さんは高校時代、どんな生徒でしたか?
女子高だったこともあるのですが、『キミキス』のようなトキメキもなく淡白な3年間でしたね(笑)。
キャラクターたちは本当にうらやましいです。彼女たちのようなことを体験していれば、人生変わっていたかもしれません。共学にも憧れますけど、私は本当に淡々と過ごしちゃったのであの時代に憧れてしまいます。
今になるともっと楽しんでおけばよかったかなあ、もうちょっと色々なことができたんじゃないかなと思ってしまいます。もちろんその時は一生懸命だったんですけど。
例えばその時に興味がなかったことや苦手だったことも、やってみたら楽しかったんじゃないかなあと思うんですよ。
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――ご覧いただいているファンにメッセージをお願いします。
この作品は「人を好きになるのっていいなあ」って思える作品です。お話も進んできて、恋愛模様がどんどん入り組んでまいります。それぞれのキャラクターが心を揺れ動かしていきます。観ている皆さまもぜひ、心を揺れ動かして、ときめいてください。深月も早くときめいて欲しいです(笑)。
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