今回は柊明良役:福山潤さんにお話をうかがっております。 |
 |
 |
 |
――福山さんから見て、柊というキャラクターは、どんな男子なのでしょうか?
微妙につかみどころのないキャラクターですね。自分勝手でもあり、部の中では独裁的なことをする変な人という印象が強いです(笑)。
でも、色々と物事を面白くしようと企画したりですとか、自分なりのセンスを生かそうともしていますよね。
|
 |
――柊を演じる上で意識していることはありますか?
やっぱりドタバタしたシーンでは、周りのテンションにひきずられてしまうんです。
僕自身もどうしても面白くしようと演じてしまうところがあるので(笑)。
そうした時には抑えて演じた方がOKになることが多く、柊はアンニュイな雰囲気が主なのだと心掛けています。
|
 |
――柊は不思議な雰囲気と魅力がありますよね。
演じている側としては魅力に感じていただければ嬉しいですね。
ビジュアル的にも本人は童顔に近いですし、背が高いわけでもないのですが、真田や相原に対しては「柔らかい上から目線」ですよね。
|
 |
――恋愛模様から離れていますが、柊はそれも面白がっている?
冒頭で「同じ学校の子とつきあうつもりはない」と言っていただけあって、距離を置きつつ楽しんでいますよね。
真田は結美と安定しているので、相原のことをからかったり。ちょっかいを出しつつもアドバイスをしたりとか、そんな方向で恋愛模様を楽しく見ています。
柊自身は恋愛のメインストリームの中には入りたがっていないのかなとも感じますし。そういう立場の方が彼も僕も気楽でいいですね。
|
 |
――柊のような男子が身近にいたら?
ぜったい近寄りませんね(笑)。
|
 |
――(笑)それでは、第10話の見どころを教えてください。
10話では真田と摩央姉ちゃんの関係に「あれ?ちょっと?」という動きがあります。
摩央姉ちゃんの心に揺らぎが出たり、とか。そのほかにも11話以降の伏線や布石が色々と出てくる回ですね。
そんな中で柊は、あの女子の家へのロケハンの手配に成功したり、「出てこないから部屋に入ってきた」とか、ツッコミが入る前に言うだけ言って帰っちゃうとか、相変わらずのマイペースです。
柊のそんなところに魅力を感じている人は、楽しみにしてください。
|
 |
――福山さんの高校時代はどんな生徒でしたか?
高校時代は1年から3年まで、それぞれ過ごし方が全く違っていましたね。
1年生の時はクラスも仲が良く、ただただ楽しみました。2年生の時は、新しい人間関係を築いたり、クラブ活動を楽しんでいました。3年生の時は授業のサボり癖ができてしまい、学校に行かなくなりました(笑)。
というのは、3年の時にはこの仕事を目標にしていたので、バイトがあったり、養成所にも通っていてとにかく時間がなかったんです。
だから友達と遊ぶのは結局、平日の授業中だけだったんですね(笑)。
1、2年の時には授業にも学校行事にも参加していましたし、勉強もテストだけは受けていて、成績は悪くなかったんですよ。何にせよ、1年から3年まで全部の過ごし方が楽しかったですね。 |
 |
――最後に、ファンにメッセージをお願いします。
今の十代の方は進んでいるかもしれないのですが(笑)、やっぱりキスで嬉しくなる青春もいいですよね。
自分をキャラクターに投影させたり、柊のように傍観者のようになるもよし、唇に注目して楽しんでください。
恋愛というのはうまく行かないものでもありますので、作品を観てうまく行く方向に近付けていただければと思います。
|